Column
コラム

4.いかにして魅力的なデジタル絵画を描くか

言うまでもなく、
コンピュータで魅力的な絵を描く為には、まずデバイスの持てる能力を駆使出来る知識を持つ事が肝心です。目的によっても違いますが、自分が何をやりたいかで適切なツールを選択し、使いこなさなければなりません。アナログ時代には考えもしなかった段取り、ツールの使い方に最初は戸惑うのです。ただ何度も言うようですが、失敗が許されるこの手法ではプレッシャーを感じる必要はありません。試行錯誤の末に、必ずイメージ通りの絵を描き上げる事が出来ると保証されているのです。

その際の留意点をあえて羅列するならば、
一に被写体の魅力、二に構図、三にバリューを始めとする絵のクオリティ、最後にカラーリングです。一見アナログの絵との相違点がないように見えますが、一以外は全て描き上げた後に見直し可能であるという点が決定的に違うのです。即ち、一の被写体の魅力だけに集中して良い選択、あるいはデザインをしておけば、段取りを踏む事によってオートマティカリーにいい絵が出来るという訳なのです。

想定される問題としては、
新しい手法に慣れるまでに時間をある程度要する事です。レイヤーの数も多くなり、その管理に手こずる事も残念ながら起こってきます。ですが最初はレイヤーの数を減らそうと思わないで下さい。必要なだけ作りましょう。名前だけは付けておかないと収拾がつかなくなりますが、枚数は多い程やり直しが簡単です。

また、パスの数も多くて構いません。
パスも何度も修正して使う物なのです。パスがなければ修正は困難の極みと言えるでしょう。更に、マスク、クリッピングマスクの類いも多用して、その利便性を謳歌しましょう。こういった効率化を図ることが可能な機能を用いる、言い換えると修正を前提とした段取りをする事によって、時間の節約と絵画のクオリティアップが可能になるのです。デジタルの絵はアナログの絵とは違うのです。