Column
コラム

5.絵の評価と修正

絵が出来上がったら、
この場合は90%くらいの完成度を想像してもらえばよいのですが、じっくりと眺めてみて下さい。最初は愛情込めて描いて来たその絵に対する思い入れが強いあまり、欠点がよく見えません。そこで1、2日間隔をおいてから眺めると、以前よりも客観的な見方が出来るようになります。その間、次の絵に取りかかるなどのシチュエーションが可能な方は幸いですが、そうでない方は別の仕事をするなどして冷却期間を設けて下さい。

さて、時間をあけた後に見る絵は
全く自分の想定したレベルに達していない事に気がつきます。それは構図ではなさそうです。勿論十分に練り込んだテーマである筈もありません。多分クオリティが少し低いのではと思い始めます。またカラーも完璧なコンビネーションとは言い難いのではないでしょうか。

そこでやおら修正に取りかかる訳ですが、
結合していないレイヤーが沢山残されていると助かります。シルエットにおいても、パスを繊細にリファインして作り替えるのに時間はかかりません。また、色は全てのアイテムで見直す事が可能です。見直しが一段落する度JPEG形式で仮保存しましょう。何回かの試行錯誤の後、JPEGが5,6枚もたまったら、それらを比較するのです。

きっとその中にイメージに限りなく近い一枚がある筈です。
これ、というものでなくとも、2,3折衷すれば良くなるかなというものは必ずあるのです。後はそれらを合わせて行く作業をするだけで95%の出来映えは保証されるでしょう。

残りの5%に関しては、
人それぞれではありますが、先程の作業を何回か繰り返す事により、限りなく100に近づいて行く事は間違いのない事実のようです。 但し、弄り回すことにより、最初の潔さやシンプルさが消えて、80点主義の優等生的な絵になるリスクもあることを、頭の片隅に入れておく事を忘れないで下さい。